2023年4月 映画鑑賞記
1.「AIR/エア」2023年/アメリカ
単なるバスケットシューズの枠を超え、社会現象を巻き起こしたエアジョーダン。
その生みの親ソニーをマット・デイモン、ナイキの創業者をベン・アフレックが演じ、監督兼任。
このベン・アフレックをいう男、只者ではない。以前、主演監督の「アルゴ」でアカデミー賞作品賞受賞。イランでのアメリカ大使館占領事件での救出劇の実話だが、これが又面白い。以前のアカデミー作品賞は感動と共に映画として面白かったのだ。最近の様に、白人以外の映画に賞を与える流れでは受賞できなかったに違いない。
最近の作品賞のつまらない事よ。
さて、まだNBAの試合にも出たことの無いマイケル・ジョーダンを切り札にして、ソニーはナイキのバスケットシューズ部門の立て直しを図るが・・・。1980年代のスポーツシューズビジネスの裏側が見え、ベン・アフレックの手際の良い演出で面白い。クリント・イーストウッドの後を継ぐ者はこの男か!?
★★★★
2.「サーチ2」2023年/アメリカ
幼い頃に父を亡くした高校生の娘ジューンの母親が、恋人と旅行に出かけた。しかし、帰国の日にLA空港で待てど母親は出てこない。パソコン、スマートフォンでSNSを駆使し、母親の行方を追うのだが・・・。ジューンのデジタル操作のスピードで、映画の画面がPC・スマホと同じように動いていく。オジさんには無理な操作だが、しかし、これ位は習得しておかないと世の中の変化にはついていけないということか!?
さて、映画はというと、ネタバレになるので映画館でどうぞ。
★★★★