2022年3月 読書雑感
1.「ソニー再生」平井一夫:著(日本経済出版)
昔からのソニーファンの小生としては、この20年間のソニーの落ち込みは口惜しかった。ところが、2011年に著者が社長に就任し、6年の在任中に見事会社を再建し、令和3年3月決算では過去最大の利益を達成した。
エレクトロニクスが主流のソニーで、音楽そしてゲームを担当した著者がまさかの社長になり、その本流のエレクトロニクスから、KANDOをテーマにソフトを中心とする会社に方向転換し再生する過程迄は一気に読ませる。
小生も何度かお会いした丸山茂雄さんも度々登場する。早速ご本人の携帯にメールすると、元気に返信が来た。
世界を相手にする巨艦ソニーを実質3年で再生したのだから、T&Tのような弱小企業に出来ぬ訳がない。
勇気を貰った本だ。
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