4月の映画鑑賞記
1.「ツーリスト」
ジョニー・デップにアンジェリーナ・ジョリーとハリウッドきっての美男・美女スターの競演。昔のハリウッドも日本もこういうスター主義が主流だった。さて、アメリカの中学の数学教師(デップ)がベニス旅行の為、フランス・リヨン駅発の列車に居る。そこで謎のセレブ美女(ジョリー)が声をかけ、ベニスの高級ホテルに泊まる。しかし、彼女はイギリスそして地元イタリアの警察から常に行動をマークされ、デップもそれに巻き込まれる。一体何故?そして二人の本当の正体は?パリのカフェから始まりイタリアの運河の街ベニス。そして、アンジェリーナ・ジョリーの華麗なるファッション。ブランド物かと思いきやオリジナルデザインだそうナ。最後に007の元ジェームス・ボンド役のティモシー・ハットン演ずるロンドン警視庁の警部が良い味を出している。ワクワクして面白いゾ。
★★★★
2.「ザ・ライト」
アメリカで神学校に通っているマイケルは、卒業を前にして実は神を信じ切れない。しかし、その能力を惜しむ恩師がバチカンのエクソシスト養成講座に通う事を勧める。そしてルーカス神父(アンソニー・ホプキンス)に会う。神父は父親にレイプされ妊娠中の16才の女の子の悪魔払いをしていてマイケルも手伝うようになるが…。マイケルは現在アメリカに居る14名のエクソシストの内の1人で、ルーカス神父は1000人以上の悪魔払いをしたという実在の人物の物語だと言う事に驚き。
★★★
3.「英国王のスピーチ」
英国の現エリザベス女王の父であるジョージ6世の実話。何故次男の彼が英国王になったのか。国王であった父の死後当然乍ら兄のエドワードが王位に就いた。しかし、かの有名な愛人事件で国王の地位を捨て彼女との結婚を選ぶ。この事件は僕がロンドンに居た35年も前にもよくタブロイド紙の話題になっていた。結局、嫌々乍ら王に就く。何故、そこ迄嫌だったのか。実は吃音で悩み、国民へのスピーチを極度に恐れていたのだ。その内、ドイツでヒトラーが台頭し、欧州を戦争の場に巻き込み英国も参戦である。そしてジョージ6世は国民へのスピーチの為にマイクに立たなければ無らない。さて…、実話の重みと国王の勇気。それを支えた妻そして最大の貢献者である植民地オーストラリア出身の教師、最後は感動モノ。
★★★★
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子供の頃から映画大好き人間。業界では知る人ぞ知る。
中3の高校受験の時は、月に50本を見た事も。今でも年に5~60回は映画館に足を運ぶ。
【評価】
★★★★★ 傑作。見逃すと後悔するぞ!
★★★★ お勧め!映画館に走ろう!
★★★ それなりに面白い。
★★ お暇ならどうぞ。
★ 金と時間のムダ。
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