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2022年3.月 映画鑑賞記

1.「ウエスト・サイド・ストーリー」2022年/アメリカ
1961版は、日本ではボクが中学に入った頃の63年か?小学校迄は、東映のチャンバラ映画と日活の無国籍映画ばかり。中学校に入り大人びて洋画を見始めた。始まると、ニューヨークのスラム街が上空から俯瞰され、そこでプエルトリコ系と白人の移民の若者ギャングが映る。マリア役のナタリー・ウッドのみ名が知られ、あとは無名の俳優が主役を演ずる。ところが、マリアの兄役のプエルトリコ系ギャングのボス、ジョージ・チャキリスがそのセクシーな容貌とダンスであっという間に人気スターになりアカデミー賞助演男優賞受賞。恋人役リタ・モレノも助演女優賞。今回は、雑貨屋の主人役で出る。
対するギャング団のリーダーはラス・タンブリン。小柄だが軽快なダンスでその後も活躍した。そして トニー役のリチャード・ベイマー。甘いマスクで女性ファンを魅了。60年前にそのダンスの迫力に感動したが今回は劣る。いくらスピルバーグでも流石にミュージカルは無理だ。
第一この映画は、マリア役がミス・キャスト。トニー役はベイビードライバーのアンセル・エルゴート。まあどうにかこなせているが、その他の主役は存在感が無い。これは60年前の「ウエスト・サイド物語」のDVDを買ってもう一度観るべきだ。
★★★

2.「ギャングオブアメリカ」2022年/アメリカ
映画史上に残る「ゴッドファーザー」と極上の娯楽映画の「アンタッチャブル」を凌ぐと、この映画の宣伝。しかし、映画の広告担当は、政治家と嘘つきの夢を語る通販会社の社長と並ぶ恥を知らない人種だ。一歩前に出て実名を名乗れますかね?
実話のマフィアの物語だが、この男がマフィアを支配したと言う触れ込みやら、脚本、監督、役者の力量がゴッドファーザーに比べて天地の差があることを知らない配給会社の営業担当は地にも堕ちる。
★★

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2022年04月06日 17:18
Posted by 比嘉ブラック社長
Comments(0)映画鑑賞記
 
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