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2月の映画鑑賞記

1.「ウォール・ストリート」
前作から23年後の続編。主役は同じくマイケル・ダグラス。彼は前作でアカデミー主演男優賞に輝いた。僕には演技というより長年のハリウッドへの貢献度に与えたかに思えたが・・・。さて、前作でインサイダー取引の罪で刑務所に入ったダグラスが出所する。彼の一人娘ウィニー(「17歳の肖像(英)」でアカデミー主演女優賞候補)のボーイフレンド(ジェイコブモスウォール)も又ウォールストリートマン。リーマン・ショックをはさんでアメリカのそして世界の金融市場の乱高下の様をスリリングに描く。前回のラストと違い、今回は父娘そして若いカップルに赤ん坊が生まれ、お金よりも家族の愛こそが何よりも大切なのだと説くラストにホッとする。テンポの早い展開で面白い。
★★★★

2.「ザ・タウン」
ベン・アフレック恐るべし。この男主演にして監督第2作目。脚本も手掛けその演出の冴は只者ではない。マット・デイモンと共作の「グッド・ウィル・ハンティング」ではアカデミー脚本賞に輝いた。さて、これは犯罪映画のジャンル。ボストンの郊外に犯罪者の街“タウン”がある。ダグ(ベン・アフレック)は仲間と銀行を襲う。しかし人質に取った女支店長がタウンの住民だと知り、正体がバレてないか嘘を言い近づく。いつしか二人は愛し合う。ダグはこの街(タウン)から抜け出る決意をするが仲間の掟はそれを許さない。FBIの捜査が迫る中、大リーグスタジアムを襲う事になる。果して宿命(タウン)から逃れ、新しい人生を歩む事ができるのか?因みに、グッド・ウィル・ハンティングではマット・デイモンが旅立ち、ベン・アフレックはそのまま残った。さて、結果は!?
★★★★

3.「クロッシング」
ニューヨークの黒人が住む犯罪多発生地帯。リチャードギアは定年を7日後に控えるベテラン警官。手柄をたてるわけでも無い無気力な日々を送っている。もう一人、カソリックの子だくさんで更に双子が生まれる予定の麻薬捜査官。彼の小さな家はカビだらけで妻は喘息に苦しむ。家族に新しい家を買う為に汚い金でもとにかく欲しい。そして黒人麻薬組織に潜る潜入捜査官。各々の思惑がラストで交わる。彼らに哀れな結果が待っているがリチャードギアが退職後初めて命をかけて警官の仕事をし誇りを取り戻すラストで少しは救われる。132分は少々長い。
★★★

4.「あしたのジョー」
マンガの最高傑作と言えば、僕は手塚治虫の「火の鳥」シリーズを挙げるが、日本中を興奮させたと言えばこの「あしたのジョー」。原作は高森朝雄に漫画はちばてつや。高森朝雄は梶原一輝の名前で「巨人の星」や今社会的現象となっている「タイガーマスク」など数本の人気漫画の原作を抱えていたが当代の人気作家ちばてつやに遠慮してこの作品だけは名前を変えたかどうか・・・。さて、不浪者矢吹ジョーがドヤ街で傷害事件を起こし少年院に入る。そこでプロボクサーの力石徹と出会い、ある日模範試合をする事になり引き分ける。これがプロ力石のプライドを傷つける。出所した後、ジョーは丹下段平が待つ橋の下のジムからプロデビューを果たし連戦連勝街道。力石も又世界ランクに名を連ねる。しかし、ジョーとの因縁の決着をつける為に凄絶な減量を繰り返しジョーとの宿命の対決に勝つ。健闘を称えジョーが力石に手を差しのべる。力石は握手をしようとするがリングに倒れそのまま死す。この倒れる場面は2番目に有名なシーン。その後映画は終わる。因みに、一番有名なシーンはマンガのラスト、リングのコーナーで椅子に座り燃え尽きて髪が真白になり死んでいたあのシーンである。となると、続編を作るつもり?イヤ、それは無理であろう。この映画、力石役の伊勢谷友介の力に依る所が多い。役の為に減量しその鬼迫たるや恐るべし。ジョー役の山下智久、丹下段平役の香川照之、そして昭和のドヤ街を再現させたセットも見事。唯一の汚点は白木葉子役の香里奈。全く気品が無く貧民街の娘そのまま。彼女が出るだけでダメ。何?この映画では白木葉子がドヤ街出身だと?だから品が無いのか。僕が1973年の3月にロンドンに渡った時、当時光文社に勤めていた友人に毎月週刊誌の連載の切り抜きを送って貰った。ロンドンに居ながらもそのラストには衝撃を打けた。
★★★


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子供の頃から映画大好き人間。業界では知る人ぞ知る。
中3の高校受験の時は、月に50本を見た事も。今でも年に5~60回は映画館に足を運ぶ。

【評価】
 ★★★★★ 傑作。見逃すと後悔するぞ!
 ★★★★   お勧め!映画館に走ろう!
 ★★★    それなりに面白い。
 ★★      お暇ならどうぞ。
 ★       金と時間のムダ。
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2011年02月15日 19:18
Posted by 比嘉ブラック社長
Comments(0)映画鑑賞記
 
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