いえづくり、ゆめづくり

T&Tのサイトへ
< 2024年11月 >
S M T W T F S
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリー
てぃーだブログ › 沖縄 家 › 映画鑑賞記 › 6月の映画鑑賞記

6月の映画鑑賞記

子供の頃から映画大好き人間。業界では知る人ぞ知る。中3の高校受験の時は、月に50本を見た事も。今でも年に5~60回は映画館に足を運ぶ。

1.「別離」(イラン)
 今年のアカデミー外国語映画賞受賞作。テヘランに住む教師である妻シミンは、12才の一人娘の将来を考え、国外への移住許可を半年かけてやっと貰った。ところが、銀行員の夫ナデルはアルツハイマーの父親の介護の為、家を離れるわけにはいかない。
シミンは離婚を裁判所に申し出るが、裁判所は二人で話しあえと言う。妻は、実家に戻り別居する。ナデルは、介護の女性を雇うが、父親をベッドに縛りつけ外出してしまう。ナデルは怒り、ヘルパーを突き飛ばし追い出す。ところが、彼女は妊婦で流産してしまい、裁判所に訴え出る。有罪なら3年の懲役だ。妻は娘を連れて国外に出るのか。裁判の行方は?娘は両親の離婚を必死に止めようとする。しかし、イランという国、直ぐ訴えるようだ。中産階級と貧困層の生活の違い等全く想像だにしなかった。昔、僕がロンドンに居た頃、イランは未だ王制であった。その後、パリに亡命していたホメイニ師に打倒され、現在の宗教国家に変わった。テヘランで医者の家に育ち、ロンドンに留学していたパルバネと同じクラスで、彼女は僕を好きとか言って、テヘランに戻る前の晩、僕が勤めていたレストランに別れの挨拶に来た。パルバネは、今のテヘランでどうしているのだろうか。しかし、アメリカとイランは核開発で敵対しているにもかかわらず、ハリウッドの映画人はこの映画をアカデミー賞に選んだ。アメリカ人のこういう公平さは立派。タイトルの別離の意味はラストで分かります。さて貴方は、どの選択を?
★★★★

2.「忍道(SHINOBIDO)」
 沖縄出身の尚玄が出演し、初日に舞台挨拶があるので来ませんかと誘われた。日光江戸村25周年の記念映画との事。主演は佐津川愛夏。最初この女優は知らないと思っていた。ところが藤澤周平原作の「蝉しぐれ」でデビューしたと紹介された時、あっ!あの眼がきれいだった女の子(当時16才)かと思い出した。彼女は女忍。山の中に密かに存在する忍の里から町に隠密組織・黒羽衆の偵察の為居酒屋の女中として働いている。
黒羽衆のリーダーが、今日尚玄と共に舞台挨拶したユキ・リュウイチ。尚玄はその仲間。二人共、最後は凄絶な戦いで、女忍の彼女に殺されるが…。尚玄の為に、まあ観て下さい。
★★★

3.「ファミリーツリー」
主演のジョージ・クルーニーがアカデミー賞の主演男優賞候補になった作品。舞台はハワイ。彼の職業は弁護士。仕事一筋の彼は、水上スキーで事故にあった妻が浮気をしていたとは知らなかった。長女にその事を告げられショックを受ける。長女は、母親の浮気を知り、高級私立高校の生徒であり乍らグレている。小学生の次女は一風変わった個性の持ち主。彼は、妻の遺言通り、生命維持措置を外す事を決意すると同時に、家族で妻の浮気相手を捜し出し、会いに行く。
父親は、バラバラになっていた娘二人との信頼関係を取り戻せるのか。そして、ハワイに唯一残された広大な土地の相続人であるジョージ・クルーニーは、一族からこの土地を開発業者に売り、配当を寄こす様に要求されている。彼が下した決断は?そして、娘二人との関係は?Y嬢はこの映画を気に入っていた。
★★★

4.「MIB3(メン・イン・ブラック)」
 トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスのコンビ。ポスターでは三名の黒ずくめ男が並んでいるので、新しいメンバーかと思いきや全く違うのである。それは見てのお楽しみ。1作、2作はそれなりに見ている分には面白く、しかしオチャラケな映画。今回はタイムマシンで過去1969年に戻り、アームストロング船長が乗る宇宙船アポロの発射に立ち会うが当然大事件。ラストに意外とホロリと来る場面が。そこで二人の出会いの謎が解ける。気楽に、家族やカップルで見るには良い。
★★★

5.「スーパーチューズデー」

ジョージ・クルーニー監督。この人トップスターだが、監督としても力量は凄い。クリント・イーストウッドの後継者だ。この映画の製作総指揮はレオナルド・ディカプリオ。ジョージ・クルーニー自身はアメリカ大統領民主党候補の州知事を演じている。

30歳の若きスティーブンは野心あふれる選挙参謀。その才能を危惧するライバルの共和党陣営参謀トップがスティーブンに面会を求められ会う。そんな時、美しい20歳の選挙スタッフに誘われ一夜を共にする。この二つの出来事が彼を苦境に追い込み、選挙参謀をクビになる。そこで彼が打った手とは?クルーニー監督は重厚な社会派ドラマが好きなようだ。

★★★


(評価) 
★★★★★ 傑作。見逃すと後悔するぞ! 
★★★★ お勧め!映画館に走ろう!
★★★ それなりに面白い。  
★★ お暇ならどうぞ。  
★ 金と時間のムダ。

  • LINEで送る

同じカテゴリー(映画鑑賞記)の記事
2012年06月06日 11:28
Posted by 比嘉ブラック社長
Comments(0)映画鑑賞記
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。