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てぃーだブログ › 沖縄 家 › 映画鑑賞記 › 7月の映画鑑賞記

7月の映画鑑賞記

1.「スパイダーマン」
世界中で大ヒットを飛ばし、ソニーの業績にも貢献した前シリーズが、ストーリー、キャストを変え、再シリーズ化。まぁ、ソニーとしても稼ぎ頭をあの手この手と知恵を絞っているが…。しかし、前シリーズの第1作のときめきは無い。僕は2D版を見たのだが子供には良いかも。
★★

2.「スノーホワイト」
 うーん。戦う白雪姫か。シャーリーズ・セロンや白雪姫役のクリステン・スチュワートも奮闘しているケドね。途中不覚にも30分寝てもうた。ビールのせいだけではあるまい。
★★

3.「崖っぷちの男」
この映画、アイデアの勝利。元刑事が強盗犯人に仕立てられ25年の実刑で刑務所に入る。父親が死亡したので監視付きで葬式に出るが、そこでまんまと脱走する。場面は一転、この男ニューヨークの高級ホテルに部屋を取り、窓の外に立つのだ。群衆が集まりざわめく。ところが、向かいのビルではある事件が…。4,000万ドルのダイヤモンドを盗んだのは本当か?交渉人に指名された女刑事はどう説得するのか。男が窓に立つホテルが主な舞台。スターが出る訳でもなく制作費も安くすんだはず。これぞ、アイデアの勝利。ラストは結構スリルあり。
★★★★

4.「昼下がり、ローマの恋」伊
 ロバート・デ・ニーロが初めて出演するイタリア映画。心臓移植をしたアメリカの歴史学者の役。相手はイタリアの美女モニカ・ベルッチ。イタリアに移り住み、ある日尋ねて来た友人の娘に恋をする熟年男。娘は40才。20才以上も離れた恋の行方は?
そして、ローマに住む若い弁護士が仕事でトスカーナに行く。そこで、奔放な若い人妻に誘惑される。愛する女性はローマで彼を待っているのだが…。
もう一つは、カツラをかぶっていた人気キャスターが、女性に誘惑されカツラを外してTVに出る。しかし、彼女が精神的に不安定なストーカーだったのだ。この恋の大騒動が起こす珍事…。とまぁ3作のオムニバス。大人の愉快に笑える映画。
★★★★

5.「ラム・ダイアリー」
 ジョニー・デップが友人でもあった故ハンター・S・トンプソンの私小説を自ら製作し主演。舞台は1960年アメリカ統治下のプエルトリコ。ジョニー・デップ演ずるケンプは、トンプソンがモデルのニューヨークから来た作家志望のジャーナリスト。地元の新聞社で働くことになるが、これがアル中の男。朝から晩迄地元のラム酒を浴びる様に飲んでいる。そんなある日、アメリカ人の不動産開発の企業家に、仲間になれと誘われる。彼の愛人はシュノー。演ずるアンバー・ハードはこの映画で初めて知ったが、デビューした頃のスカーレット・ヨハンソンの様に小悪魔的美女。その自由奔放な振る舞いが、あるパーティーで乱れ、己を見失う。愛人に捨てられるが、ケンプを頼る。実際、ニューヨークで二人は結婚する事になったというが、それは私小説だから実話なのだろう。ニューヨークで著名なジャーナリストになったトンプソンのプエルトリコ時代の、馬鹿で最低な日々。しかし、ある日、彼はそんな生活の中、己の文体を見付ける。それこそがジャーナリストの命だ。考える大人向け。
★★★

6.「おおかみこどもの雨と雪」 
日本アニメと言えば、宮崎駿監督だ。この細田守監督は知らなンだ。前作(2009)のサマーウォーズは中々ヒットしたらしいが。さてこの作品、大学生の花(声:宮崎あおい)が“おおかみおとこ”と恋に落ち結婚する。雪の日に長女“雪”を産み、その翌年雨の日に長男“雨”を産む。なんじゃい、この名前は・・・。花は子供が狼の姿で産まれまいかと心配し、ひとりアパートで産む。“おおかみおとこ”は或る日、事故で死んでしまい、ひとりで必死に子育てに苦労する。何しろ雪と雨は、怒ったりハシャギ過ぎると「狼」の姿に変身するのだから。
子供達が伸び伸びと育つように、一家3名は過疎地の山奥の一軒家に引っ越す。自給する為に慣れない畑仕事をするが全て失敗する。そんな時、花を助けてくれるのが口うるさい年寄り達だ。子供達も少しずつ成長していく中で、活発な姉の雪は、転校生の男の子と仲良くなるが、ある日正体が“オオカミ”だと気付かれてしまう。気の弱い弟の雨は、学校より山に入る事を好み、山の主の先生と言われる狼に出会い、己自身の本能に目覚める。二人の子供が、人間と狼の道を選択する過程を淡々と描いていく。
山々の姿は監督の出身だという富山、自然風景の映像は美しい。しかし、人物の絵は宮崎版に比べて深さが足りない。このアニメ、子供には理解するのがチト難しいのでは。
★★★

7.「ダークナイト・ライジング」 
バットマンのダークナイトシリーズ3部作の完結編。最初のバットマンシリーズに比べて、このダークナイトシリーズは重く暗い。しかし、今回のが一番面白い。2時間40分もの長編がそう長くは感じないのだ。脇を固める役者の顔ぶれのお陰か。マイケル・ケインにゲイリー・オールドマン。そして今回は、モーガン・フリーマンにマリオン・コティヤールとアカデミー賞受賞の芸達者が揃った。さて、バットマンは前作で傷を負い、もう8年も屋敷に閉じこもったまま。そこに、キャットウーマンが母親の形見の真珠の首飾りを盗みに来る。しかし本当の目的は、バットマンことブルース・ウェインの指紋を盗む為。何の為に?そして巨漢の傭兵がバットマンを叩きのめし、牢獄に幽閉する。と同時に、アメリカンフットボールの競技場や、橋が破壊され、核や爆弾を仕掛ける。果たして、傷ついたウェインは牢獄から脱出できるのか。核爆発からゴッサムシティーを救えるのか。ラスト、ウェインの墓の前で悲しむ仲間達。しかし、相棒ロビンの誕生にラストのラスト、執事(マイケル・ケイン)がパリのカフェでウェインとキャットウーマンの姿を見る。それは幻か、次作の予告か?娯楽作としては非常に面白い。
★★★★



(評価)
★★★★★ 傑作。見逃すと後悔するぞ!   
★★★★ お勧め!映画館に走ろう!
★★★ それなりに面白い。
★★ お暇ならどうぞ。   
★ 金と時間のムダ。
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2012年07月30日 10:53
Posted by 比嘉ブラック社長
Comments(0)映画鑑賞記
 
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