5月の映画鑑賞記
子供の頃から映画大好き人間。業界では知る人ぞ知る。中3の高校受験の時は、月に50本を見た事も。今でも年に50~60回は映画館に足を運ぶ。
1.「L.A.ギャングストーリー」
以前、「LA.コンフィデンシャル」という名作があった。警察とギャングの戦いだ。これは、実話をもとにした映画とのこと。1949年のL.A(ロスアンジェルス)。市、判事、警察を賄賂で手なづけ、暴力でミッキー・コーエンが街を支配している。警察本部長は正義感の強いタフガイ巡査部長に、秘密に仲間を集めコーエンの組織を潰せと命ずる。そして、曲者5名を加えて組織と戦うのだが、これが又凄まじい。極悪非道のボスを演ずるのは、アカデミー賞主演男優賞の、ショーン・ペン。昔「アンタッチャブル」で、ロバート・デニーロがアル・カポネを演じたが、それに劣らず怪演。しかし、クールな巡査部長を演ずるライアン・ゴズリング。この役者はこれから売れるであろう。「ドライブ」でのクールさは魅力的であった。
★★★
2.「コードネーム・ジャッカル」(韓)
韓流ドラマの好きなガールフレンドと気分転換にとG.W中に行った。劇場内は、オバさん族が多い、しかもグループで五月蝿(うるさい)こと。さて、ジャッカルと呼ばれる謎の殺し屋に命を狙われた人気スター。それを、元ラブホテルというホテルを舞台にテンヤワンヤのドタバタ劇。何が面白いのやら・・・。そのガールフレンドの評価もイマイチ。
★★
3.「キング・オブ・マンハッタン」
リチャード・ギアの久しぶりの主演映画。この人は何といってもプリティ・ウーマンだろう。都会的なプレイボーイが良く似合う。さて、舞台はニューヨーク。投資会社の社長であるロバート・ミラー(リチャード・ギア)、銀行との合併を進めてそろそろ引退を考えている。そんな時、画廊を任せている愛人とのドライブ中、居眠り運転で事故を起こし彼女が死ぬ。これが世間に知れると合併話が破談になる。さて、自らも怪我をしながら、顧問弁護士と元従業員の息子の黒人青年の助けを借り、この窮地をどう乗り超えるのか?執拗に彼を追いつめる刑事、そして味方の筈の彼の妻の土壇場の行動。仕事を補佐している娘は?1時間50分がテンポよく流れる。ラストにウーン。
★★★★
4.「舟を編む」
2012年本屋大賞第1位で、三浦しをん原作のベストセラー小説の映画化。小説は面白く読んだ。さて映画はというと、原作に忠実で中々良く出来ている。辞書「大渡海」を編集する大出版社の中の小さな辞書部門。辞書作りは20年かそれ以上の時間がかかる。性格がマジメな本名馬締(まじめ)君が辞書部に異動になった。この男、ことばの定義にマジメに取り組む。古びた下宿のバアさんや、その孫娘が京都から東京に移ってきた。職業は板前。マジメは一目で惚れるのだが、その恋文(ラブレター)は、エライ時代がかっている。主役の松田龍平や脇を固める加藤剛、八千草薫、小林薫のベテランやオダギリジョーが良い味を出している。そして、昔々の日活ロマンポルノ時代のあの伊佐山ひろ子がベテラン契約社員として出ているのも懐かしい。
★★★★
5.「オブリビオン」
トムクルーズ主演のSF映画。「2001年宇宙の旅」のような映画史上に残る名作や、「エイリアン」とか傑作もあるが、SF映画は概して理屈っぽいのが多い。
さて、舞台は2077年の地球。60年前にエイリアンの侵略を受け地球は荒れ果てる。生き残った地球人は惑星への移住の準備を進めている。ジャック(トム・クルーズ)は地球のパトロールが仕事だ。ある日、古い型の宇宙船が墜落する。乗員は冷凍カプセルの中で生きている。しかし、監視ロボットが打ち殺してしまう。一人だけ助ける事ができた女性パイロットが目を覚まし、ジャックと呼ぶ。何故、彼女はジャックの名を・・・。地上から1000メートルの高さに、ジャックとペアの女性監視員が住むスカイタワー。グレーと白を基調にした無機質な、しかしクールなデザイン。家具もプールもそうだ。宇宙船やバイクを含めて、この監督は相当細部のデザインにこだわっている。
小生はそれだけでも楽しめた。しかし、ラスト10分でモヤモヤした謎が解けたのは、モーガン・フリーマンの存在だ。彼が話すとセリフが真実味を持つ。真の役者とはこういう男を言うのだろう。星ひとつおまけ。
★★★★
(評価)
★★★★★ 傑作。見逃すと後悔するぞ!
★★★★ お勧め!映画館に走ろう!
★★★ それなりに面白い。
★★ お暇ならどうぞ。
★ 金と時間のムダ。
1.「L.A.ギャングストーリー」
以前、「LA.コンフィデンシャル」という名作があった。警察とギャングの戦いだ。これは、実話をもとにした映画とのこと。1949年のL.A(ロスアンジェルス)。市、判事、警察を賄賂で手なづけ、暴力でミッキー・コーエンが街を支配している。警察本部長は正義感の強いタフガイ巡査部長に、秘密に仲間を集めコーエンの組織を潰せと命ずる。そして、曲者5名を加えて組織と戦うのだが、これが又凄まじい。極悪非道のボスを演ずるのは、アカデミー賞主演男優賞の、ショーン・ペン。昔「アンタッチャブル」で、ロバート・デニーロがアル・カポネを演じたが、それに劣らず怪演。しかし、クールな巡査部長を演ずるライアン・ゴズリング。この役者はこれから売れるであろう。「ドライブ」でのクールさは魅力的であった。
★★★
2.「コードネーム・ジャッカル」(韓)
韓流ドラマの好きなガールフレンドと気分転換にとG.W中に行った。劇場内は、オバさん族が多い、しかもグループで五月蝿(うるさい)こと。さて、ジャッカルと呼ばれる謎の殺し屋に命を狙われた人気スター。それを、元ラブホテルというホテルを舞台にテンヤワンヤのドタバタ劇。何が面白いのやら・・・。そのガールフレンドの評価もイマイチ。
★★
3.「キング・オブ・マンハッタン」
リチャード・ギアの久しぶりの主演映画。この人は何といってもプリティ・ウーマンだろう。都会的なプレイボーイが良く似合う。さて、舞台はニューヨーク。投資会社の社長であるロバート・ミラー(リチャード・ギア)、銀行との合併を進めてそろそろ引退を考えている。そんな時、画廊を任せている愛人とのドライブ中、居眠り運転で事故を起こし彼女が死ぬ。これが世間に知れると合併話が破談になる。さて、自らも怪我をしながら、顧問弁護士と元従業員の息子の黒人青年の助けを借り、この窮地をどう乗り超えるのか?執拗に彼を追いつめる刑事、そして味方の筈の彼の妻の土壇場の行動。仕事を補佐している娘は?1時間50分がテンポよく流れる。ラストにウーン。
★★★★
4.「舟を編む」
2012年本屋大賞第1位で、三浦しをん原作のベストセラー小説の映画化。小説は面白く読んだ。さて映画はというと、原作に忠実で中々良く出来ている。辞書「大渡海」を編集する大出版社の中の小さな辞書部門。辞書作りは20年かそれ以上の時間がかかる。性格がマジメな本名馬締(まじめ)君が辞書部に異動になった。この男、ことばの定義にマジメに取り組む。古びた下宿のバアさんや、その孫娘が京都から東京に移ってきた。職業は板前。マジメは一目で惚れるのだが、その恋文(ラブレター)は、エライ時代がかっている。主役の松田龍平や脇を固める加藤剛、八千草薫、小林薫のベテランやオダギリジョーが良い味を出している。そして、昔々の日活ロマンポルノ時代のあの伊佐山ひろ子がベテラン契約社員として出ているのも懐かしい。
★★★★
5.「オブリビオン」
トムクルーズ主演のSF映画。「2001年宇宙の旅」のような映画史上に残る名作や、「エイリアン」とか傑作もあるが、SF映画は概して理屈っぽいのが多い。
さて、舞台は2077年の地球。60年前にエイリアンの侵略を受け地球は荒れ果てる。生き残った地球人は惑星への移住の準備を進めている。ジャック(トム・クルーズ)は地球のパトロールが仕事だ。ある日、古い型の宇宙船が墜落する。乗員は冷凍カプセルの中で生きている。しかし、監視ロボットが打ち殺してしまう。一人だけ助ける事ができた女性パイロットが目を覚まし、ジャックと呼ぶ。何故、彼女はジャックの名を・・・。地上から1000メートルの高さに、ジャックとペアの女性監視員が住むスカイタワー。グレーと白を基調にした無機質な、しかしクールなデザイン。家具もプールもそうだ。宇宙船やバイクを含めて、この監督は相当細部のデザインにこだわっている。
小生はそれだけでも楽しめた。しかし、ラスト10分でモヤモヤした謎が解けたのは、モーガン・フリーマンの存在だ。彼が話すとセリフが真実味を持つ。真の役者とはこういう男を言うのだろう。星ひとつおまけ。
★★★★
(評価)
★★★★★ 傑作。見逃すと後悔するぞ!
★★★★ お勧め!映画館に走ろう!
★★★ それなりに面白い。
★★ お暇ならどうぞ。
★ 金と時間のムダ。
2013年05月27日 10:00