2013年12月の映画鑑賞記
子供の頃から映画大好き人間。業界では知る人ぞ知る。中3の高校受験の時は、月に50本を見た事も。今でも年に50~60回は映画館に足を運ぶ。
1.「ザ・コール」
主役はアカデミー賞主演女優賞を受賞した黒人美人女優のハル・ベリー。演ずる役は緊急通報センター「911番」のオペレーターである。日本で言うと警察の110番、消防署の119番を合わせたようなものだ。しかも、日本と違い民間が運営しているのに驚き。そのストレスは尋常ではないと思うが・・・。さて、ハル・ベリーは自らのミスで、誘拐された女の子を救う事ができず、犯人に殺されてしまう。心の傷を癒す為、教官に転身し実習の最中、誘拐された女の子が車のトランクから携帯で助けを呼ぶ。
さて、そこから如何にして場所を特定し、犯人を割り出すか。頼りは少女が持つ犯人に知られてない、しかし、GPS機能のついてない携帯電話のみ。トラウマを抱えたオペレーターと犯人の緊迫したやり取り。サスペンスに見ている方もドキドキ。しかし、ラストには唖然!でも、許されるなら僕もそうしたいかも。
★★★
2.「キャプテン・フィリップス」
主演が久しぶりにトム・ハンクス。この俳優は流石2度のアカデミー主演男優賞の演技を見せる。
2009年4月にアフリカのソマリア沖で、アメリカのコンテナ船がソマリアの海賊に実際に襲われた実話。
その時、トム・ハンクス演ずるフィリップス船長の取った行動が乗員20人の命を救う。本人は人質となるがその緊迫した4日間。見ているこちらも、結果を知り乍らもハラハラする。その展開は監督の力量だ。
ソマリアからの移民が演じたという海賊は素人ではあるがその存在感に驚く。しかし20年以上続いた内戦が、海賊しか生きる術が無い彼らを生み、果たして単純に非難できるか…。難しいモンだ。
★★★★
3.「ゼロ・グラビティ」
主演のサンドラ・ブロック(ストーン博士)は民間出身の今回が初めての宇宙飛行。
そしてベテラン宇宙飛行士のジョージ・クルーニーは最後の任務だ。登場人物はこの二人!基地ヒューストンからの声は最初の僅かのみ。二人が船外で作業中に、ロシアが衛星を破壊した。宇宙のゴミ(デブリというそうだ)が大群で押し寄せ、ストーンが宇宙空間に放り出される。彼女を救うクルーニー。しかし、自らの命は捨てる。ストーンは中国のステーション「天宮」に乗り込むが死を覚悟した時、クルーニーが奇跡的に生き延びて戻って来るのだ。その時の僅か一分間のセリフ、感動的!聞き逃すな。
ところが、それは幻であった。いかにして、ストーンは地球に戻るのか。小生は吹き替えがイヤで字幕版(2D)で見たが、もう一度3D版で宇宙を体験しよう!
★★★★★
4.「武士の献立」
舞台は江戸時代の加賀藩。料理上手な女中の春(上戸彩)は嫁に行ったが、その気の強さが災いして離縁され城に戻ってくる。そんなある日、加賀藩の料理方舟木伝内(西田敏行)にその料理の腕を見込まれ、次男安信(高良健吾)の嫁に迎えられる。しかも4つ年下である。長男を病で亡くし、次男が舟木家の跡を継ぎ料理方になる宿命だが、この息子は剣の腕は立つが、料理は駄目。加賀藩のお家騒動に巻き込まれ乍ら、春の内助の功で安信が立派な包丁侍になっていく物語。実在の人物との事。「和食」が世界文化遺産に認定されたばかりだが、流石、加賀百万石。日本料理が色々出て、見るのも楽しい。
★★★
5.「永遠の0」
百田尚樹著の350万部を超える大ベストセラーの映画化。司法試験に4度も落ち、人生に迷う健太郎。祖母が亡くなり葬儀の日に、弁護士である祖父以外に実の祖父が居た事を知らされる。或る日、フリーライターの姉から、実の祖父・宮部久蔵を調べるので手伝いを頼まれる。終戦直前に零戦パイロットで特攻として死んだ祖父の生き残りの仲間を二人で尋ね歩くが・・・。先ず初めに尋ねた戦友は、祖父を海軍一の臆病者と罵倒する。意気消沈する二人。挫けずに、尋ね歩くと意外な事実が。死の間際のガン患者、引退したヤクザの親分、彼らの語る祖父の真実の姿。そして最後に、驚くべき事を知らされる。映画も悪く無いが、原作の奥深さには及ばない。是非、百田尚樹の文庫本を購入して読む事を勧める。
★★★★
6.「REDリターンズ」
超危険な元スパイのジイさん達の頭文字をとってREDというそうだ。ブルース・ウィルス、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン、アンソニー・ホプキンスという芸達者に韓国の人気俳優イ・ビョンホが世界一強い殺し屋役で加わり、世界各国でロケをしてスパイが入り乱れる荒唐無稽なストーリー。
退屈しのぎには宜しいですゾ。
★★★
(評価)
★★★★★ 傑作。見逃すと後悔するぞ!
★★★★ お勧め!映画館に走ろう!
★★★ それなりに面白い。
★★ お暇ならどうぞ。
★ 金と時間のムダ。
1.「ザ・コール」
主役はアカデミー賞主演女優賞を受賞した黒人美人女優のハル・ベリー。演ずる役は緊急通報センター「911番」のオペレーターである。日本で言うと警察の110番、消防署の119番を合わせたようなものだ。しかも、日本と違い民間が運営しているのに驚き。そのストレスは尋常ではないと思うが・・・。さて、ハル・ベリーは自らのミスで、誘拐された女の子を救う事ができず、犯人に殺されてしまう。心の傷を癒す為、教官に転身し実習の最中、誘拐された女の子が車のトランクから携帯で助けを呼ぶ。
さて、そこから如何にして場所を特定し、犯人を割り出すか。頼りは少女が持つ犯人に知られてない、しかし、GPS機能のついてない携帯電話のみ。トラウマを抱えたオペレーターと犯人の緊迫したやり取り。サスペンスに見ている方もドキドキ。しかし、ラストには唖然!でも、許されるなら僕もそうしたいかも。
★★★
2.「キャプテン・フィリップス」
主演が久しぶりにトム・ハンクス。この俳優は流石2度のアカデミー主演男優賞の演技を見せる。
2009年4月にアフリカのソマリア沖で、アメリカのコンテナ船がソマリアの海賊に実際に襲われた実話。
その時、トム・ハンクス演ずるフィリップス船長の取った行動が乗員20人の命を救う。本人は人質となるがその緊迫した4日間。見ているこちらも、結果を知り乍らもハラハラする。その展開は監督の力量だ。
ソマリアからの移民が演じたという海賊は素人ではあるがその存在感に驚く。しかし20年以上続いた内戦が、海賊しか生きる術が無い彼らを生み、果たして単純に非難できるか…。難しいモンだ。
★★★★
3.「ゼロ・グラビティ」
主演のサンドラ・ブロック(ストーン博士)は民間出身の今回が初めての宇宙飛行。
そしてベテラン宇宙飛行士のジョージ・クルーニーは最後の任務だ。登場人物はこの二人!基地ヒューストンからの声は最初の僅かのみ。二人が船外で作業中に、ロシアが衛星を破壊した。宇宙のゴミ(デブリというそうだ)が大群で押し寄せ、ストーンが宇宙空間に放り出される。彼女を救うクルーニー。しかし、自らの命は捨てる。ストーンは中国のステーション「天宮」に乗り込むが死を覚悟した時、クルーニーが奇跡的に生き延びて戻って来るのだ。その時の僅か一分間のセリフ、感動的!聞き逃すな。
ところが、それは幻であった。いかにして、ストーンは地球に戻るのか。小生は吹き替えがイヤで字幕版(2D)で見たが、もう一度3D版で宇宙を体験しよう!
★★★★★
4.「武士の献立」
舞台は江戸時代の加賀藩。料理上手な女中の春(上戸彩)は嫁に行ったが、その気の強さが災いして離縁され城に戻ってくる。そんなある日、加賀藩の料理方舟木伝内(西田敏行)にその料理の腕を見込まれ、次男安信(高良健吾)の嫁に迎えられる。しかも4つ年下である。長男を病で亡くし、次男が舟木家の跡を継ぎ料理方になる宿命だが、この息子は剣の腕は立つが、料理は駄目。加賀藩のお家騒動に巻き込まれ乍ら、春の内助の功で安信が立派な包丁侍になっていく物語。実在の人物との事。「和食」が世界文化遺産に認定されたばかりだが、流石、加賀百万石。日本料理が色々出て、見るのも楽しい。
★★★
5.「永遠の0」
百田尚樹著の350万部を超える大ベストセラーの映画化。司法試験に4度も落ち、人生に迷う健太郎。祖母が亡くなり葬儀の日に、弁護士である祖父以外に実の祖父が居た事を知らされる。或る日、フリーライターの姉から、実の祖父・宮部久蔵を調べるので手伝いを頼まれる。終戦直前に零戦パイロットで特攻として死んだ祖父の生き残りの仲間を二人で尋ね歩くが・・・。先ず初めに尋ねた戦友は、祖父を海軍一の臆病者と罵倒する。意気消沈する二人。挫けずに、尋ね歩くと意外な事実が。死の間際のガン患者、引退したヤクザの親分、彼らの語る祖父の真実の姿。そして最後に、驚くべき事を知らされる。映画も悪く無いが、原作の奥深さには及ばない。是非、百田尚樹の文庫本を購入して読む事を勧める。
★★★★
6.「REDリターンズ」
超危険な元スパイのジイさん達の頭文字をとってREDというそうだ。ブルース・ウィルス、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン、アンソニー・ホプキンスという芸達者に韓国の人気俳優イ・ビョンホが世界一強い殺し屋役で加わり、世界各国でロケをしてスパイが入り乱れる荒唐無稽なストーリー。
退屈しのぎには宜しいですゾ。
★★★
(評価)
★★★★★ 傑作。見逃すと後悔するぞ!
★★★★ お勧め!映画館に走ろう!
★★★ それなりに面白い。
★★ お暇ならどうぞ。
★ 金と時間のムダ。
2014年01月04日 09:40