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2017年 5月 映画鑑賞記

子供の頃から映画大好き人間。業界では知る人ぞ知る。中3の高校受験の時は、月に50本を見た事も。今でも年に50~60回は映画館に足を運ぶ。

評価)
★★★★★ 傑作。見逃すと後悔するぞ!
★★★★ お勧め!映画館に走ろう!
★★★ それなりに面白い。 
★★ お暇ならどうぞ。 
★ 金と時間のムダ。

3.「カフェ・ソサエティ」(米2016年)
ウディ・アレンの脚本・監督で有名なのはアカデミー賞を受賞した「アニー・ホール」。’77年の作品で、その頃20代の僕はこのユダヤ人の小男(身長160cm)の皮肉を理解できなかった。やっとこの20年でウディ・アレンの面白さが解るようになった。
さて、この舞台は1930年代のニューヨークとハリウッド。ニューヨークの冴えないボビーはハリウッドの大物の叔父を頼り仕事を得る。叔父の秘書(ヴォニー)に恋するが、彼女は叔父と不倫中。しかし、叔父と別れてボビーと結婚の約束をするが…。失恋でニューヨークに戻り、ギャングの兄の経営するナイトクラブのマネージャーで頭角を表す。それが「カフェ・ソサエティ」。
まあ、兄が人を殺すシーンもウディ流で軽い。ボビーは店に来た離婚したばかりの美人に猛アタック。2児の父となる。そんな時、叔父とヴォニーが仕事で店を尋ねてくる。さて、どうなるか…!?
成程、ラストはこう来たかい!
★★★

2.「スプリット」(米 2017年)
'99年の「シックス・センス」で衝撃的なデビューのインド出身のナイト・シャラマン監督。
シャラマン完全復活と宣伝しているが、果して。
女子高生3人が駐車場で正体不明の男に拉致され密室に閉じ込められる。この男、二重どころか人格を23持つ。高齢の精神科医はそれぞれの人格を把握しているのだが・・・。
或る日、遂に24番目の人格が出る。彼女達にとって味方かそれとも!?
映画の面白さはさておき、この犯人を演ずる役者、ひとりでここ迄の人格を演じてたいしたモンだ。
★★★

1.「ムーンライト」(米 2016年)
今年のアカデミー作品賞。
黒人少年のシャロンはあだ名のリトルで呼ばれる。母親はヤク中で家事は放ったらかし。
或る日、売人の黒人に気に入られ面倒を見て貰うことになる。
高校になっても内気のままだが、同級生のケヴィンとだけは気が合う。
しかし、ケヴィンはクラスのボスにそそのかされ校内でシャロンを殴り倒すが、シャロンは校長にもグループの名を明かさず、自らそのボスを授業中に殴り倒し少年院に送られる。
大人になりシャロンは薬(ヤク)の売人になり羽振りが良いが心は闇のまま。
そんな時、ケヴィンから電話が来て、彼が料理人として勤めている小さなレストランで再会する。
しかしまあ、何故アカデミー作品賞なのか理解に苦しむ。「ララランド」が映画として格段上だ。去年のアカデミー賞授賞式で黒人監督が各賞に黒人の候補が無いのは人種差別だと抗議したが、著名なコーエン兄弟は、人種のバランスを取り、自分達は脚本を書くわけではないと反論した。まさにその通り。
しかし、協会は政治的に作品賞と助演男優賞を与えた。
まあ、監督、脚本、キャスト全て黒人だけという理由で、純粋な賞レースではない。
★★

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2017年05月18日 11:07
Posted by 比嘉ブラック社長
Comments(0)映画鑑賞記
 
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